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第5回電話加入権と新たな割引電話サービス

 長い間、固定電話を新規開設するときの大きな負担だった電話加入権が来年の3月1日で約半額になります。 ここ最近で7万2千円払われた方はあまりいないかと思いますが、NTTの新聞広告によると電話加入権の売買価格は現在1万円前後ということらしいです。 加入権の財産価値をNTTが保証しているものではないので、実際に市場価格が下がっている今、新規加入権の値段を下げても問題ないですよねというのが趣旨のようです。

 NTTの施設設置負担金はで最寄局から電話を設置するお客様宅の施設(電話線と付随設備)に関して初期投資に当てられることになっており、電話の早期普及のための設備建設資金の調達手段としての役割があったようですが、携帯電話にみられる通信手段の多様化とともにその存在がサービス拡大の足かせとなってきたようです。
 しかしながら実際のところは、新電電(KDDI、日本テレコムなど)がサービスを開始しようととしている加入者線契約に客を奪われるのを警戒しての措置ととらえるほうが自然でしょう。 新電電側は施設設置負担金を取らないで(実際自分たちでは敷設しない)、NTTが敷設した回線を一般の利用者より安い価格で借り受け、自前の設備と接続することでサービスを提供するものです。 基本構造はNTTとサービスとほぼ同等になり、加入権不要といいことずくめようのようですが、注意も必要です。
 以下気になる点を上げてみました。

新電電各社の加入者固定電話サービスへの懸念事項

  • トラブルの際の対応は迅速に出来るのか?
    NTTの電話線(物理的な銅線)だけを賃貸契約して、他の部分は全て新電電が提供するサービスですから、トラブルのときの対応は新電電が一括窓口となります(NTTは新電電に対し、電話の銅線を貸しているだけですから、一般ユーザーからの問い合わせには対応しません)。無駄とも言われながら、NTTは全国津々浦々電話局があり保守要員も抱えています。新電電はどうでしょう?
  • 加入権は不要だが、標準工事費の負担は必要
    日本テレコムを例にあげると毎月105円を60回払わなければなりません。つまり約6,000円は工事費用がかかるということですね。(新規開設工事費や交換機工事費も別途必要です。こちらは条件によってことなり、約2000円〜6000円です。現在はキャンペーンで無料としているところもあります)。住む場所にもよると思いますが、最近はマンション、アパートなどでははじめからNTTの工事がしてあり、NTTの場合、工事費は基本工事+交換機工事(約2,000円)だけで済むことも多いかと思います。引越しを頻繁にされる方はよく確認されたほうがいいですね。
  • 利用できないサービスがあるかも?
    各社がNTTを中継して行っている独自サービスは一部使えなくなるものも出てくるかもしれません(ダイヤルQ2やコーリングカードなど)。また番号ポータビリティ(同じ電話番号)を使うには乗り換え後も加入権が必要との話もあります。こちらも要確認ですね。

結論はNTTも客が奪われれば競争力のある価格設定をしてくるでしょうから、しばらく状況を見極めながら乗り換えを検討することが現状ではベストだと思われます。

昨今、よく電話をする人はその必要性から携帯電話を持つようになっており、実際の通話はほとんどが携帯電話に移行して、固定電話はあまり利用しなくなっているのが実態と思われます。今後、どのようにサービス展開していくのか要注目です。

参考リンク

最終更新日時 2004年11月25日

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