ちょっと大げさかもですが。Internet Archiveというサービスをご存じでしょうか?以下は一(いち)インターネット利用者としての考察です。
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Internet Archiveとは
wikipediaによると「インターネットアーカイブ(Internet Archive)は、WWW・マルチメディア資料のアーカイブ閲覧サービスとして有名なウェイバックマシン(Wayback Machine)を運営しているアメリカの団体である。本部はカリフォルニア州サンフランシスコのリッチモンド地区に置かれている。」となっています。
ざっくりいうとインターネット上のコンテンツが「その時点」「その状態」でインターネットアーカイブに保存されているわけです。例えば2001年1月1日が特別な日だったとして、その日の某掲示板に出ていた記事を読みたい!と思った時、それが可能になるかもしれません。
例)2000年3月のyahooトップページのアーカイブです。Y2K問題とか懐かしいですね。デザインもシンプル~。
あらゆる日時であらゆるコンテンツが保存されているわけではありません
先の例から、ネットに上がったコンテンツが過去に遡ってすべて見れる!と思った方もいらっしゃるかと思いますが、残念ながら全てではありません。Internet Archiveの収集ポリシー(タイミングと対象)に基づいて保存されています。
著作権を完全にクリアしているかといわれるとグレーな面も
これもWikipediaからの引用ですが、「ウェイバックマシンは米国著作権法のフェアユース規定にもとづいてウェブアーカイブを構築している」とのことですが、やはりグレーな面がつきまといます。インドなどはアクセスを遮断してしまったようです。
デジタルタトゥーにもなりうる危うさ
過去の情報が誰でも見れることは、見られたくないものも見られてしまう恐れがある可能性があるということですね。例えば、たまたま何かの間違いでアップした公開画像、本当は出しちゃいけないものだったので削除したけど、たまたま削除前のタイミングでクローラに保存され、本人も気が付かないままいつまでもアーカイブされている可能性もあるということになります。。。これはちょっと、怖いですね。使い古された言葉ですが、やはりインターネットは、カオスですね。
結局は利用者の意識と使い方次第
自分のホームページデータが全て破損してバックアップも無いときには、Internet Archiveのデータが役立つかもしれません。他にも犯罪捜査の際にInternet Archiveの「Wayback Machine」が保存しているウェブページに法的な証拠能力があることを、米国の裁判所が認めるという判決が下されたこともあるようです。
やじうまWatch
Internet Archiveの「Wayback Machine」、米国の裁判所から法的な証拠能力を認められる
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/yajiuma/1141734.html
他にもあるインターネットのアーカイブ
Internet Archive以外にも同様のサービスが存在します。国立国会図書館の情報としても紹介されてますので、参考にしてみて下さい。
https://warp.da.ndl.go.jp/contents/reccommend/world_wa/world_wa02.html