マイコン基礎講座


【書籍基礎データ】
出版社: 廣済堂
ISBN-10: 4331300003
発売日: 1978

【オススメのポイント】
今となっては知る人の少ないTK-80ワンボードマイコン時代の書籍です。
高度になりすぎた現在のPCでは、ハードとソフト(プログラム)は全く別に考えるようになりましたが、この本ではなんと「自分でマイコンを作ってみよう」「機械語からマスターしよう」のスタンスです。実際TK-80もキット販売でしたから、半田コテを使っての工作が必須でした。

とはいえ、初心者向けの本ですから解説はものすごく丁寧です。機械語の例としてとりあげられているのは8080(8ビット)アセンブリ言語ですから決して難し過ぎるということはありません。そしてこれらはハンドアセンブルすることを前提に書かれています。つまり実機が無くても楽しめるようになっています。

一般的なプログラミングでは、機械語レベルの知識が求められることはまず無くなりました。ハードの解説書も、初・中級者向けのものはCPU交換の仕方や、機能部品単位(ハードディスク,CD-ROM)の解説などが中心で、ここまで詳しい本を見ることはまずありません。

マイコン(パソコン)がどのような回路でどのように動作するのかを理解することが出来ます。

ジャンル:工学書、コンピュータ、マイコン、ハードウエア

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