ASTERIKで電話がつながるまでリダイヤル


コロナワクチンの予約が熾烈をきわめているようです。
接種したくとも予約用のネット・電話ともまったく繋がらない。そんな声をよく聞きます。
どうにかならないものかと、自分のシステム環境で出来ることを考えてみました。

予約電話対策:Asteriskによる相手先に繋がるまで自動リダイヤル手順

スマホにはいくつかオートリダイヤルアプリがあるようですが一度つながったあともかけ続けるなど不具合もある様子。ではと、ここではASTERISKでチャレンジしてみました。
一から自分で考えようかと思いましたが、こんなときはGoogle先生に聞いてみるのが一番と、Asterisk Redialで検索するとこんなGitHubでこんなスクリプトを見つけました。

参考コード

Asterisk redial until connect extension
https://gist.github.com/whi-tw/d106d19830fe0384c902a06acd6c1526

これを自分の環境に落とし込んで、extensionsに書いていきます。

 

hikari-hgwは外線接続用にひかり電話GWを別途sip.confに記載しています。自身の環境にあわせて適宜変更してください。

利用方法

上記の例だと受話器を上げて短縮ダイヤル番号の321をダイヤルすると、指定の接続先番号に繋がるまでリダイヤルし続けます。いわゆる「ツーツーツー」のビジー状態は自動的にasteriskが検出し(GotoIf文)、システム内でコールを切断し(状況確認のためBEEP音がなります。受話器を置く必要はありません)、自動リダイヤルしてくれます。相手先に繋がった場合には通常の会話が始まります。通話終了は受話器おくだけでOK。

注意事項

「この電話番号は大変混みあっております」の案内は流れる場合はasterisk的には「相手先番号に繋がった」と同じ扱いとなります。その場合は、一度受話器を置いてシステムを終了させ、最初から手順をやり直して下さい。

念のため

AGIプログラムなどの自動発呼ではないので大丈夫だと思いますが、やはり接続しっぱなしなどがあるのは怖いので最後に

hangup request all

で全てのコールを終了しておくと安心かもですね。あ、いうまでもなく、他の人が電話使っていたら、それも切断されるのでご注意を。

なお接続相手先に迷惑がかからないようにくれぐれもご注意を。

予約ネット対策:複数デバイスと複数通信経路

こちらはネットは良い方法思いつかずです。すみません。複数デバイス用意してがんばり続けるぐらしかないかな。。スマホは同じネット回線(wifi)よりもIPアドレス元を変えた通信とするためにLTEで接続したほうがいいのかなーと思ってみたり。あと画面操作が多い予約サイトの場合、マウスよりタッチパネルの方が速いかもと思いました。マウスのポインタを合わせる間に、予約枠が埋まったりするんですよね。マウス操作が正確に素早く出来る人は問題ないでしょうけど、私には厳しい💦