SAMBA4.XでActiveDirectory(DC)


言わずと知れたWindowsファイル共有の互換サービスであるSAMBA、現在のSAMBA4.XではActiveDirectoryが使えます。
前から使えたんじゃないの?という人もいると思いますが、それはActiveDirectoryに参加できますという話、このバージョンから自身がDC(ドメイン・コントローラー)になれるのです。

ここまで聞いて「家で使ってる私には関係ないわ~」と思った方、もったいないかも。今ではパソコンを持たずスマホで代用している人も多いですが、持っている人は2台も3台も持っていますよね。
ActiveDirectoryを使えば便利なことができるようになるかもしれないですよ。

windows SERVER 2008 互換

なおSAMBAはあくまでActiveDirectory互換なので、Windowsそのものではないので管理が難しいのではと思った人もいると思います。
最初のインストールと設定は基本的にコマンドベースで行う必要がありますが、その後の運用管理はRSATというWindowsアプリ(マイクロソフト謹製)を使って作業することができます。
聞くところによるとSAMBAコミュニティーとマイクロソフトの関係も今では良好なものになっているとか。時代は変わりました。

じゃあ完全にWindowsSERERの置き換えとして利用できるのかというと、そういうわけでも無いようです。最新リリースでもWindows2008相当の互換性となっているのはこのあたりに理由があるのかもしれないですね。
また前述のRSATについてもそれにともなって(ともなってない部分もあるかも)、一部機能制限があるようです。

結局、何が出来て何ができないの?

このあたりがきっちりとわかればスッキリするのですが、なかなかスッキリしませんね。SAMBAのドキュメントを読み込めばよいのはわかっているのですが、(皆さんと一緒で)必要ないところも読むのはしんどい。Googleで検索すると基本的な使い方での構築事例は多く出てくるのですが、その先はあまり出てきません。

RSATで確認してみる

SAMBAもバージョンが進んでいるので、ほとんど網羅しているとの説もあるのですが、主要な機能を確認がてら試して記録していこうと思います。主に自分用ですが、誰かのお役にたてたらなお結構ということで。

ということで次は具体的な設定を入れて試して行こうと思います。
※ActiveDirectory(DC)構築については前述のとおりネット上に多数事例が出てくるのでそちらを参照してくださいね。