フリーソフトウェアと自由な社会


【書籍基礎データ】
ISBN:4756142818
2003年5月6日 初版
アスキー社

【オススメのポイント】
LINUXのほとんどの部分はGNUのプログラムで構成されている。ゆえにLINUXはGNU LINUXと呼ぶべきである。このことをどこかで読んだことのある人は多いと思います。

実際にリーナスの本の中でも、カーネルを作成しているときにGNU関連の各種プログラムが動くようになった瞬間を「天地創造に例えています」。「光あれ」の瞬間のようにkernelがコンパイラに対応してから、多くのGNUプログラムが連鎖的に利用可能になる・・・製作者しか味わうことの出来ない感動的な瞬間であったかと思います。

さて本書のメインテーマであるフリーソフトウエアの考え方には賛否両論があると思います。極端とも言える論も含まれるので、リチャードには敵も多く(その中にはオライリーも含まれるようです)、一筋縄ではいかないのが読んでとけます。

しかしLINUXがこれほど普及した今、間接的にリチャードの恩恵を受けていない人はいないのではないでしょうか?

ジャンル:工学書、コンピュータ、読み物

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