ASTERISKで作ってみました~災害用伝言ダイヤルシミュレータ


NTTグループにより提供される災害用伝言ダイヤル171は、日本国内で大規模な 災害が発生した場合に、電話を用いて音声による伝言板の役割を果たすシステムです。本シミュレータでは、この機能をパソコンと専用電話機で再現(シミュレート)しています。

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開発の経緯

「高齢者見守り電話システム」の派生企画です。まず高齢者見守り電話システムの説明からすると、医療機関と提携して、主に1人暮らしの高齢者の自宅に定期的に電話をASTERISKから発信し、健康状態の確認を行い、同居しない家族と医療機関でその情報をシェアし適切な対応を行う・・という企画だったのですが、フィールドテストを行ったところで、一旦終了となりました。その際に使用した機材を生かして何か作れないか・・と考えたところから「災害用伝言ダイヤルシミュレータ」の企画がスタートしました。

いざという時に備える

一度でも災害用伝言ダイヤルを試してみたことがある方なら分かると思いますが、操作は意外と複雑です。もちろん全て音声アナウンスで説明が流れるので、若い方であれば、ぶっつけ本番の利用でも大丈夫だと思いますが、高齢者の方はどうでしょう?さらに実際に必要となるのは震災の直後など、「平常心」ではない状態のときには、なお困難が伴うでしょう。一般の電話がつながりにくい、または全くつながらい状況の中で、パケット通信による情報発信/収集が困難な高齢者の方が災害用伝言ダイヤルを用いて、親族など外部の人に対して自身の安否報告を行えるということは極めて重要なことであると考えています。

シミュレータはコンセント1つあれば利用可能!

利用にあたってインターネットなどの外部回線は使用しません。電気のコンセントがあれば、それでOKです。操作方法もきわめて簡単です。基本設定のまま災害用伝言ダイヤルの訓練を行うのであれば、機器の電源を入れるだけでOKです(シミュレータ本体はパソコンを使用していますが、必要なソフトウエア類は全て電源ONで自動的に起動します)

地域のグループや各種団体の防災セミナーでご活用下さい。

シミュレータは無料貸出を行っております。郵送での対応も可能ですので(送料のみ実費をご負担頂きます)、ご希望の方は災害用伝言ダイヤルシミュレータ専用ページから、お問い合わせ下さい。