やっぱりUSBからの起動が遅いのが気に入らない。1分-1分半の待機時間は高速起動になれた者(贅沢ね)にとってはイラっとする。四半世紀前のwidnows95とかの頃なら待てたけど、今は無理~。
module.listの見直しや、packege.listの見直しで300MBが250MBになったところで、殆ど影響がなかった(USBからの読み取り以外にISOの展開にも時間がかかってるのかもですが)。加えてgeneric driversの全読み込みをしないと、なぜか音割れが起こる。
そんなことで、これはUSBメモリから起動してる限り限界があるんじゃないの?と思うようになりました。
じゃあ、ということで思いついたプランです。
GRUB2でISOをハードディスクからブート
出来そうで出来なさそうで・・結論から言うとGRUB2から出来るようになってました。
すばらしいー。
GRUB2をUSBに入れて、ここからHDDをたたけば、Windowsローダーにまったく影響を与えずに希望通りのことが出来る!と皮算用しました。
作業開始!
まずはUSBメモリーにGRUB2をインストール。対象のPCはBIOS起動なのでMBR形式でブート設定をインストール。そしてgrub.cfgファイルを編集(本当は推奨されてないけど)。
以下のサイトが参考になります。UEFIのUSBブートメモリも作れます。ubuntuから作業してGRUB2をインストールしました。
http://hrn25.sakura.ne.jp/linux/grub2-install/grub2-install.html
しかし、しかしね。どうしてもgrub.cfgがおかしいか、GRUBのコマンドプロンプトで止まる。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 |
set timeout=none set default=0 menuentry "System Halt" { halt } menuentry "System Reboot" { reboot } |
これに他のサイトでmenuのcfg加えたりしてもダメ。
そもそも直接GRUB2のcfgをいじるのはかなりご法度(壊れちゃう)みたいなのでちょっとこれはまたの機会にということで諦めました。
EASYBCDならISO起動も簡単との記事発見
他にも簡単に出来る方法ないのー?と検索した結果見つけたのがEASYBCD。
基本英語メニューのみで日本語化されてないのですが、有志によりバッチが提供されてます。そして何より、メニューの中にISO起動があります(ポータブル・外部メディアから起動ってとこ)。ISOってタブがある!
窓の杜の紹介記事。いつの記事だよってくらい古いですが。
https://forest.watch.impress.co.jp/article/2009/01/30/easybcd.html
その後もメンテナンスは続き、現在でも継続しているようです。
本家サイト。
https://neosmart.net/EasyBCD/
しかもなんと今でもwindowsXPも対応。え?XPってブート形式が違ってるよね。すごいなー。
System Requirements
/EasyBCD /System Requirements
EasyBCD doesn’t require too much to get everything up and running:
A Windows PC, supporting both 32- and 64-bit machines
Windows 10, 8.1, 8, 7, or Vista installed on the same machine (but you can use it from within XP, too!)
Either Microsoft .NET 2.0 ? 3.5 Framework or Microsoft .NET 4.0 ? 4.6 Framework (automatically installed during setup)
And that’s it!
Please note that EasyBCD does not currently support the following:
Dynamic disks
As of EasyBCD 2.2, EFI/UEFI and GPT disks are fully supported, but some options may not be compatible with EFI machines.
これは行けそうな。
早速お試しインストール&実行。まずはインストール後もメインOSであるwindows10が問題なく起動できることを確認(途中でEasyBCDの画面が入る)。そしていよいよ、thinstationのISOの追加です。
左メニューの新規登録、そしてポータブル、外部メディアを登録からDドライブ(NTFSフォーマット)のLiveCDフォルダに収納したISOファイルを指定。メモリから起動/ハードディスクから起動の選択は「メモリから起動」を選択(速そうだし)。で、実行。どうだ!
左メニューの設定の表示で、きちんと登録されていることを確認してから、保存。
さーて再起動します。
きた、EasyBSDのメニューそして、thinstationを選択すると、爆速!起動!!
デスクトップ表示まで15秒くらい。え?普通??いや、いままで1分~1分半くらいまで待ってたので爆速ですよ。これなら使える!ちなみにgeneric module driversを全部読み込んだ状態のISOでこれなので、もうこれでいいじゃん・・って気持ちになりました。
起動後も特に問題はなし!いいぞEasyBDS!!