さてさて、設定もだいぶ進んでthinstationをOSとして起動してFreeRDPをダブルクリックってのはまどろしいので、
ベースOSとしてtninstationが起動したら、ただちにFreeRDPのセッションを開始して、あたかも直接サーバーデスクトップにつながっているようにしてみます。
シンクライント的には電源入れたら即RDPの起動でしょう!
動きとしては以下のような感じが理想かな。
[開始時] ノートPC電源ON↓
thinstationOS起動
↓
FreeRDPが自動で起動
IDとパスワードを入力することでサーバー側のデスクトップに接続。これで起動完了 [終了時] デスクトップをログアウト
↓
thinstationでRDPを再接続しますか?と表示されるので、YESを選ぶと開始時の手順に移行します。
NOを選ぶとRDPが閉じられthinstationとしての終了手順へ。
↓
thinstation自動終了。ノートPCも電源か切れます。
FREERDPの自動起動設定の書き方
RDP自動起動の設定はthinstation.build.confの最後に追加するだけです。
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SESSION_0_TITLE="DefaultFreeRDP" SESSION_0_TYPE=freerdp SESSION_0_FREERDP_SERVER=xubuntu20.local SESSION_0_FREERDP_OPTIONS="/sound:sys:alsa" |
これで音声付(pulse-audioをストリーミングで送ってもらったものをalsaで受ける)のリモートRDPが自動実行されます。
サーバーのFQDN: xubuntu20.local
サウンド(音声)の転送:サーバーのデスクトップ音声をFreeRDPに転送。thinstation側ではalsaで再生させます。
※ユーザー名とパスワードも自動入力できますが、ここでは省略
※切断したあと「RETRY(再接続)?」でNOを選ぶとPCはシャットダウンします。
いよいよシンクライアントらしくなってきましたよ!
これならPXEブートしなくても、それっぽい。というか、HDD起動してるから、むしろ早いかも。